LTE-0851-Cetus(翻訳)

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脅威存在データベースエントリ

脅威ID:

LTE-0851-Cetus "クロコディリアン・クラーケン"

認可レスポンスレベル:

5 (即時脅威) N/A (破壊確認済み、記録書庫入り)

概要:

ワニ類並びに頭足類の特性が混在するように見える巨大動物相(全長約100メートルと測定)。超脅威の体制は - 頭を除けば - 五放射相称であった。LTE-0851-Cetusの下半身は放射状に配置された5本の触手に終端した。実体は触手と同じ軸に沿ってそれぞれ配置された5本の腕部を保有していた。

実体の頭部が外見上は基本的なワニの頭部に類似している傍ら、実体は頭部に弧を描くように配列された5つの目を保有していた。LTE-0851-Cetusは異常に著しい再生能力を持っており、従来の兵器類の大部分から生き残ることを可能としていた。

LTE-0851-Cetusは膨大な第六生命エネルギーの放出や、EVEパターンの検出能力、ある種の奇跡論限界を超越する能力、およびレッド-IV 再生特性を含む、数多くの特殊な奇跡論能力を保有していた。EVE検出能力は狩りを行うために使用されていたようだ。

粛清の直前、LTE-0851-Cetusは口腔から奇跡論による火を大量に放出する能力を示した。この特性はこれまでに観測されておらず、以前はLTE-0851-Cetusは行使に必要なEVEを保有していないと推測されていたことより、粛清直近のイベントまでにこれを可能にしたものと思われる。

沿革並びに粛清:

LTE-0851-Cetusは3隻の民間の商業船舶への襲撃に続き、北大西洋にて発見された。評価班がこの問題の調査並びに実体の捜索のために配備され、この超脅威が以前は財団によって保持されていたものと判断された。

初期の粛清の試みはいくつかの要因のために失敗した。その翌年には、グリーンランドにおける粛清の試みが企図された。しかしながら、超脅威は外部からの奇跡論的干渉によりハイ・ブラジル1に向けて航行を開始した。

1988年6月13日のハイ・ブラジル襲撃時、LTE-0851-Cetusは島に大被害をもたらしながらも成功裏に終了された。ハイ・ブラジル君主国との協定の結果として、連合は直ちの撤退を強いられ、また実体の死骸への接触も認められなかった。

LTE-0851-Cetusの死骸の現在位置は不明である。

PSYCHE部門の記録

超脅威調査

特別オブザーバー:

概観:
未知の起源の巨大生物相が北大西洋にて確認された。

超脅威痕跡:
民間の商業船舶3隻の原因不明の消失を受け、異常な干渉の結果であるとして、船舶の航行経路の調査に超脅威調査官が配備された。

経路の巡回に際し、巨大実体が我々のソナーに浮上した。それは通常あり得るありとあらゆるものよりもはるかに巨大であったため、我々はそれを超脅威の兆候と見なした。我々は隅々まで調査するため、+1Gen潜航ドローンを配備した。

ドローンは容易に、遊泳し、我々に気付いていないように見える実体を発見できた。目下全長約90メートルであり、若干イカに類似するように見え、ワニのような構成要素を持っているように見える。我々は添付した2つの写真を手に入れた。

実体が、おそらくは軍事兵器に由来する巨大な瘢痕を持つように見えることは注目すべきである。私見によれば、これは主要な超常組織の一つが、他の者がこれと戦い、それを秘密にしないよう、関与していることを示唆するものである。

推奨されるレスポンス/要請:
実体によって疑いの余地無く破壊され失われた行方不明の民間船舶3隻に対し、標準的な隠蔽操作を実行せよ。

これ以上民間の船舶が実体の標的にされぬよう、実体が確認された地点周辺の通常領域を立入禁止区域に設定せよ。

実体の交戦規定を整備せよ。おそらくは4あるいは5の高レスポンスレベルが推奨される。我々がここしばらくの間に対処した中でも最も巨大なCetus実体の1つであるため、即時の粛清が望まれる。

実体がどこから来たのかを研究せよ。完全武装集団が過去に戦闘したようだが、それがこの惑星を由来するものかは疑わしい。エイリアンか、あるいは異次元のものか、あるいは目覚めた古代の恐怖だろうか?

PHYSICS部門の記録

AT/ST Patrol Report (Debrief)

関与した評価/排撃班:

ST-0638

提出した工作員:

"Stormbreath" 96231847/0638

任務(場所/目的):

大西洋におけるKTE-0851-Cetusの探査並びに粛清。

遭遇報告/敵対存在の概要:

GOCSヴァイキング並びにユリシーズは、KTE-0851-Cetusが確認された最後の地点まで航行し、容易く超脅威を発見した。戦端が開かれると、俺達は超脅威に複数の魚雷を打ち込んだ。これらの魚雷の大部分は命中したが、効果はなかった。

超脅威はその後深く潜航し、俺達のレーダー範囲から脱した。約20分後、俺達はヴァイキングの真下から超脅威が上昇してくることに気付いた。奴は船を掴み取り、ズタズタに引き裂き、その後波の下に隠れた。

結果:

その時点で、俺達の任務は残存乗組員の救助活動に変わった。生存者はユリシーズが攻撃される前に直ちに撤退し、離脱した。

職員条件:

損耗487人 (死傷者487人、負傷者0人)

結論/提言:

再度戦闘するなら、水上では行ってはならない。そこは奴の土俵だ、そこに投げこまれるものは何だって破壊されるだろう。陸地へ引き込んでそこで殺せ。

PSYCHE部門の記録

海上環境におけるLTE-0851-Cetusの正式粛清の失敗を受け、PHYSICS部門の工作員が適切に交戦するに相応しい地上環境へ実体を誘導することが決定された。

LTE-0851-Cetusは北大西洋に位置するため、粛清に最適な地点は人気のないグリーンランド西岸の海岸であると結論付けられた。デンマーク政府とコンタクトを取り、予てより決定された地域で実体の粛清を行うことについての合意に達した。

工作員はLTE-0851-Cetusが狩りに使用するものと思われるEVEパターンを用いて、LTE-0851-Cetusの北への誘導を開始した。この戦略は成功し、超脅威は粛清予定地へ向けて航行を開始した。

しかしながら、作戦は計画通りにはならなかった。

ハイ・ブラジルを取り巻く厄除け術の分析

季刊 統一奇跡論 Vol. 75, No. 2, April 1988, pp. 53-68

国際統一奇跡論学センター
ハイ・ブラジル キャンパス

A. ケテレイ, & L. ベラクア

要約
ハイ・ブラジル周辺の奇跡論による厄除け術は崩壊しつつあるようで、もはや都市を適切に保護してはいません。これらの厄除け術は島で起こる不幸を防ぐために確立されたもので、その結果として島の境界線内に異常性のある小規模な幸運のオーラを生じていました。[1]厄除け術が完全に崩壊した場合、先立つ異常性幸運オーラの異変に続き、蓄積された不幸が島に流れ込むでしょう。[2]

ハイ・ブラジル内の、それも短期間における異常確率の急激な逆転は、島と内部の都市に多大な影響を及ぼすものと思われます。これらの影響の正確な性質は明らかではありませんが、おそらくは甚大なものとなるでしょう。

過去の研究成果によれば、奇跡論的厄除け術の崩壊は急激且つ異常な気象学的パターン[3]や、非常に激しいEVEパターンを伴うことが予想されます。

文献
1. "ハイ・ブラジル島における異常確率法則"; L. コールドウェル 他; 季刊 統一奇跡論; vol. 43, no. 2, April 1956, pp. 78-92.
2. "運勢防御術の長期的使用による負の副作用"; E. マーフィー 他; 季刊 統一奇跡論; vol. 59, no. 4, October 1972, pp. 10-32.
3. "魔法嵐と崩壊した厄除け術"; S. フジワラ 他; 季刊 統一奇跡論; vol. 06, no. 1, January 1919, pp. 37-45.

1988年6月13日、ハイ・ブラジルを取り巻く厄除け術が突如予期せず崩壊し、即座に異常な気象パターン並びに不測のEVEスパイクをもたらした。LTE-0851-CetusはGOCによるグリーンランドでの終了の目論見のためにハイ・ブラジル近辺にいたため、代わりにすぐさまハイ・ブラジルへと航行した。

LTE-0851-Cetusは自身の能力を以ってハイ・ブラジルに到達することができる数少ない異常生物の内の1体であったため、島に向けて遊泳した。連合はハイ・ブラジルに到達する手段を迅速に準備できず、直ちに島に到着できなかった。

世界オカルト連合がハイ・ブラジルに到達した頃には、既にLTE-0851-Cetusは宮殿の破壊を含む、島のインフラ設備への重大な損害を引き起こしていた。ロックフェラー将軍は既に大部分が破壊されていたインフラ設備の存在に顧みず、直ちに重爆撃を命じた。

攻撃のさなか、LTE-0851-Cetusはこれまでに観察されていなかった大量の奇跡論による火を吐き出す能力を示した。この能力は、LTE-0851-Cetusがこれまで吸収のためにアクセスできなかった、その攻撃のために放出することになる大量のEVE、つまりハイ・ブラジルの厄除け術の崩壊時に放出されたEVEを要するものであると仮説立てられている。

LTE-0851-Cetusへの初期強襲は、実体の再生特性のために失敗した。ロックフェラー将軍が最終手段と目されていたCasaba-Howitzer指向性核エネルギー兵器CHNDEW2の配備を命じるまで、引き続き爆撃が続けられた。

CHNDEWは成功裏に超脅威を粛清したが、ハイ・ブラジル周辺地域に重大な被害をもたらした。掃討とイベント後の期間に、ハイ・ブラジルの王位継承者は連合に即座の撤退を命じた。その結果、GOCはLTE-0851-Cetusの残留物の適切な浄化措置を実施できなかった。

PTOLEMY部門の記録

セクター-06所属、マーシャル・プリスコット主計下士官の書類によるAOD(Armaments Used in Destruction、破壊に使用された兵器)報告。簡略にするため、+1/2Gen並びにAltGen装備のみリストアップされている。

需品課-AOD-0691
番号 指定 機材名 数量
1 +1Gen-NBS GOC原子力艦 ユリシーズ並びにアイネイアス 2
注: ユリシーズ並びにアイネイアスはハイ・ブラジルに到達するための適切な奇跡論的手段を有しており、連合のエージェントを展開することを可能にした。
2 +2Gen-PCT プラズマ凝集砲戦車 6
注: プラズマ流放射は、LTE-0851-Cetusの鱗部に深刻なダメージを与えることができた。LTE-0851-Cetusに与えた鱗部へのダメージは、他のどの武装によるものほど素早くは再生されなかった。
3 +1Gen-5GJ 第5世代噴射推進式戦闘機 8
注: 戦闘機はLTE-0851-Cetusを誘導し、主要な民間安全圏に指定された場所への移動を防ぐことができた。
4 AltGen-TKB 奇跡論式調律爆弾 12
注: 爆弾は奇跡論的儀式により、超脅威にのみ害を与え、周辺地域を荒廃させぬように調律されていた。これらは効果的であったものの、想定に無い攻撃のために限られた数しか配備が完了しておらず、殺害には不十分であった。
5 AltGen-ATC 対奇跡論砲 4
注: 高レベルのEVE並びにアキヴァAkiva放射がLTE-0851-Cetusによって放出されることに注目し、超脅威の異常特性の無効化を望まれ、対奇跡論兵器が配備された。これらの兵器は部分的な成功しか収めなかったものの、どうにか実体の再生特性の一部を遅延させた。
6 +2Gen-MHM 磁気流体爆裂弾MAHEM 10
注: 10機のMAHEM弾頭が、初期の攻撃方式に抵抗した超脅威の鱗部貫通を目標として配備された。これらの兵器は成功裏に実体の鱗部にダメージを与えた。
7 AltGen-GER 重力強化レールガン 3
注: 3組の重力強化レールガンGERユニットが、従来の兵器類の弾頭数機をLTE-0851-Cetusに向けて打ち出すために配備された。GERユニットに搭載された配備弾頭は、超脅威に大きな危害を与えなかった。
8 +2Gen-CHN Casaba-Howitzer指向性核エネルギー兵器 1
注: +2Gen-CHNは、他の全ての兵器によってLTE-0851-Cetusを粛清できなかった場合の最終兵器として使用するためにのみ、ハイ・ブラジルに配備された。この武装は成功裏に超脅威を粛清した。

PHYSICS部門の記録

事務次長局
送信者 ロックフェラー将軍 受信者 アル・ファイン夫人
件名 LTE-0851-Cetusの粛清並びに係るハイ・ブラジルの損失について
1988年6月13日のハイ・ブラジルにて、我々の工作員がLTE-0851-Cetus (クロコディリアン・クラーケン)を殺害できたと報告できることを喜ばしく思う。

我々がハイ・ブラジルに到着した頃には既に、街はすでに大混乱と破滅に陥っていた。嵐はパニックを引き起こすに十分だったし、それに火を吹くイカの怪物が海から這い上がってきていた。それこそが今回起きたことの諸悪の根源だった。

我々は持てるもの全てを以ってあの獣を砲撃したが、あらゆるものを投げこもうとも奴は再生した。焼き焦がし骨を断とうとも、数分後には痕跡も残らなかった。

奴をよろめかせるには最新鋭の兵器群による数時間もの爆撃を要した。魔法に弾丸、火、プラズマで奴を撃ったが、奴は少ししか鈍らなかったのだ。

我々の兵器の全てが効果が無く、私はもう十分であると決心した。大いに役立った唯一の兵器はプラズマ戦車だけであったから、私はエネルギー兵器こそが最善の選択であるという結論に達した。それを考慮した上でのCasaba-Howitzerの使用は、理にかなっていた。

それがCasaba-Howitzerの最初の実地使用であったわけだから、当然それがどう機能したかを要約するべきだろう — それは大変うまくいったのだ。それは超脅威を滅ぼした。奴の頭のど真ん中に再生することのない穴を残したのだ。

だがそれは私の都合だ - 超脅威はあのデバイスの唯一の犠牲者ではなかった。それは、私の基準ではあるが、ハイ・ブラジルの周辺地域をあまりにも破壊しすぎた。本事案の初期報告は、この装置の配備の結果、民間人の間に数百もの死傷者が発生したことを示した。Casaba-Howitzerの使用に正当性はなかった。

Casaba-Howitzer使用の決定は私一人が行った。私の部下に責任はなく、彼らは命令に従ってそれを作動しただけだ。あの兵器を配備したために引き起こされた死は、私の責任だ

アル・ファイン夫人、私は第三任務違反の廉で自身を軍法会議に提訴している。彼らの評決にかかわらず、私は責務を退くだろう。もはや私は、私が世界で正義を為す姿を見ることができないのだ。

私は連合を、そして最も重要な人道を裏切ったのだ。

ロックフェラー将軍は第三任務(保護)に関する違反の廉で108評議会によって審理されたものの、第三任務を超える第一任務(生存)の優位性のため、無罪を判決された。LTE-0851-Cetus粛清は第一任務のために他の全ての任務を完全に放棄しなければならないほどに重大な脅威であるとみなされた。したがって、Casaba-Howitzer指向性核エネルギー兵器の配備はやむを得ないものとされた。

ロックフェラー将軍の証言と主張に基づき、CHNDEWのさらなる使用は、世界オカルト連合によって — 一般的な使用を — 永久に停止された。しかしながら108評議会は、CHNDEWを配備する優先的な権利を108評議会の合意のもとに保持している。

無罪判決の後、ロックフェラー将軍は自主的に世界オカルト連合の責務から引退した。

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