Nx-03(翻訳作業中)

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http://www.scp-wiki.net/nx-03

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ネクサス番号: Nx-03

民間呼称: ハイ・ブラジル

人口: 約27,000 623

エリアクラス: Dunwich Camelot

対ネクサス・プロトコル: Nx-03の住民はそれに関する異常現象を認識しており、本ネクサスはマスカレード・プロトコルを免除されています。現在、財団はNx-03政府と外交関係を結んでいます。

当初Nx-03の監督目的で建設されたSite-03は、汎用の財団サイトに改装されました。Site-03所在地は通常の異常コミュニティに対して秘匿されていませんが、Nx-03への到達の困難さのため、依然として安全な場所のままです。

封じ込め施設: Site-03

説明: Nx-03は民間伝承でハイ・ブラジルと言及される、アイルランドから西に約100キロメートル離れた島です。また、Nx-03はこの島の面積の大部分を占める大都市をも指し、この都市の名前も同様にハイ・ブラジルと言及されます。ハイ・ブラジル島は部分的な余剰次元に位置しており、従来手段を用いる場合、7年毎の1日の間しか到達することができませんでした。それ以外の時は、Nx-03には拡張された移動手段を使用する場合にのみ到達することができました。1

Nx-03は世襲君主制であり、財団およびいくつかの要注意団体と肯定的な外交関係を結んでいます。Nx-03はトゥアハ・デ・ダナーンによって統治されています。Nx-03は、異常世界との関係が確立された1811年以前は、強固な鎖国政策を実施していました。

トゥアハ・デ・ダナーンは、Nx-03固有の異常なヒト科亜種2で構成されていました。Homo sapiens sidheは、Homo sapiens sapiensとの僅かな生理学的相違3および小規模な現実改変能力、生来の優れた奇跡論行使能力を有します。

1468年以前、トゥアハ・デ・ダナーンはアイルランド内の少数と、Nx-03に住む小集団が存在していました。アイルランド及びカトリック教会の非異常コミュニティとの敵対関係の増大により、ほぼすべてのトゥアハ・デ・ダナーンはNx-03に移住し、その後の343年間は鎖国状態にありました。

珍品と過ぎ往く幻想の研究の為の王立財団HMFSCP」は、超常現象の知識が広く普及することを防ぐため、Nx-03政府との最小限の介入主義政策についての交渉を行いました。これらの方針は標準的な財団の対応手順とは完全に一致していませんが、HMFSCPが他の団体と合併し今日の財団を形成した際には、事実上の例外的な手順であるとされました。

Nx-03及びそこに位置する都市はマスカレード・プロトコルから免除され、世界で2番目に大きい異常コミュニティを構成しました。代表的な要注意団体はNx-03における活動拠点として、マーシャル・カーター&ダーク展示場、プロメテウス研究所研究施設、世界オカルト連合大使館などを保有していました。

Nx-03は少数ながら軍隊を保有していますが、これまでの計4回のオカルト戦争では中立状態を維持し、いかなる軍事衝突も積極的に行っていませんでした。Nx-03は第三次4及び第六次オカルト戦争5をそれぞれ終結させた、第一次及び第二次Brasil条約の調印地でもあります。

以下はNx-03に関するHMFSCPの文書の抜粋であり、その起源の古さにもかかわらずNx-03の政治風土の優れた概略であると判断されています。

注: 私は、"ハイ・ブラジル"の現在の状態に関する報告を、「珍品と過ぎ往く幻想の研究の為の王立財団HMFSCP」に報告するよう求められた。私が到着した日に記した日誌にこの場所についての優れた要約が含まれているため、これを提出することが最善であると考えた。 - セオドア・ブラックウッド卿


1893年 3月12日

私は今朝ハイ・ブラジルに到着したのだが、ただの一日の外交だというのにもう疲れてしまった。まさに、ここは地球上で最も素晴らしい場所の一つだ。数多の旅に於いても出会ったことのない、魔法と不思議の国だ。

ボートが着陸し次第に私は直ちに王、ヌァザ・アガートラムVII世の下に拝謁した。無論、私は、妖精の王に臨むことに憂慮していた。彼らがいかに残酷で気まぐれなのか、幾多の話で耳にしてきたからだ。しかしながら、伺えばヌァザは全くそのようなものではなく、私は幸いであった。

彼は直ちに、私が王に向けるべき十分な敬意を以って彼と相対していないことに気付いたのだが(私が陛下その人のみに忠誠を誓う英国の卿であるからだ)、その事を彼は別段気にかけなかった。

彼の行動と、妖精に纏わる一般的な伝承との違いについて彼に尋ねたとき、彼は、そのような逸話は非常に暴力的な人物であった彼の曾祖父の御世に起こったものであると説明した。彼の行動(そして彼の父祖君の行動)は、今日の我々の認識を形作るものである。

何故外の世界へ彼の島の門戸を開こうと決めたのか、私は王に尋ねたが、彼は答えなかった。彼はただ私を市街へ、ハイ・ブラジルそのものへ連れ出した。彼は私をいくつかの道標に連れて行く予定だと言い、私は彼に感謝の意を表した。

彼が最初に導いたのは、マーシャル、カーター&ダークの倉庫であった。私は過去に、そのロンドンの不死の商人に痛い目に合わされていたため、入ることを拒んだ。彼は僅かに微笑み、その倉庫こそが、なぜハイ・ブラジルの門戸を開けたのかの隠喩であると説いた。

彼は黄金を愛してこそ妖精であるという考えが私の妖精像と一致しているかどうかを尋ね、私はそれこそが私の妖精というものの概念の一部であると肯定した。彼は笑い、それは正しいと言った。ハイ・ブラジルの門戸を外の世界へ開放し、私は前任者達よりも豊かになったと。

私はこの説明に満足したのだが、彼は私に、島の別の場所へ付いてくるように頼んだ。彼は、図書館と "プロメテウス研究所"という名前の工場の間の通りの真ん中へ私を連れ出した。

彼は図書館を指し、これは"図書館"へと続く、古き"道"を内包すると説明した。これは神聖で古い知識の一つ、古く不思議な世界への入り口であると。彼は振り返り、研究所を指した。これは新たな不思議の場所であり、派生し探求された知識の一つであると、彼は説明した。

ヌァザ王は、斯くの如く混ざりあった不思議を擁する場所を他に知っているかどうかを私に尋ね、私は少ししか名を挙げることができなかった。ハイ・ブラジルは正に奇跡的で、別世界のようであったと私は認めた。彼は微笑み、それこそが例え富もうとも彼が変わらなかった理由であると述べた。

私は三番目にして最後の目的地、ヌァザの巨像へと導かれた。彼は、この自身のために鍛造した遺産こそが、自分の決断を後悔しなかった理由だと述べた。

如何なる者が最も敬愛されるだろうか?トゥアハ・デ・ダナーンを強制的にアイルランドから退去させようと立ち回った彼の曽祖父だろうか?実際に退去を命じた彼の祖父だろうか?孤立した島を支配するだけであった彼の父だろうか?それとも、ハイ・ブラジルの栄光を取り戻した彼自身であろうか?

その答えは明白だった。ヌァザの行動は、時を経ても忘れ去られぬであろう彼のための堅固な遺産を築いた。私は今やなぜ彼が斯くの如く行動したのかを理解したと彼に告げた。歴史は彼を、ハイ・ブラジルの偉大なる王として知るだろう。

夜が深まりつつあることに気付き、私達は夕食と休息を取るために宮殿に戻った。




補遺: 事案-N03-78
13/06/1988、Nx-03は未知の異常存在によって攻撃され、結果としてそのほとんどが壊滅しました。この攻撃の間、世界オカルト連合はNx-03のインフラ設備に重大な被害をもたらしたものの、Nx-03を防御しました。実体は成功裏に無力化されましたが、Nx-03も重大な被害を被りました。事案-N03-78は、Nx-03のインフラ設備の大部分など、約350,000,000 IR£相当の損害をもたらしました。

Nx-03の前王ヌァザ・アガートラムVII世は事案-N03-78時に殺害され、彼の後継者もまた死亡しました。ほどなくして彼の甥デルベイスが王位に就き、依然として現王であり続けています。

実体並びにGOC双方による損害は、主要な要注意団体のNx-03における活動拠点の大規模な放棄に繋がりました。これらの組織 - いくつかはNx-03の経済の大部分を占めていた - の撤退と移転は、Nx-03に大規模な経済的混乱を招きました。

Nx-03の概ね鎖国的な性質のため、この都市は事案-N03-78の結果もたらされた被害からの再建に対応する能力に欠けていました。これは、177年間Nx-03を支配した前王の死によって引き起こされた政治的混乱によってさらに複雑となりました。従来の他の都市であれば同様の出来事からの再建の可能性がありましたが、Nx-03はそうではありませんでした。

これらの要因の結果、Nx-03住民の大半はNx-03から立ち去ることを決意し、住民の大量流出を引き起こす原因となりました。これらの住民の大部分はスリー・ポートランドやバックドア・ソーホーのようなマスカレード・プロトコルを免除された他の場所に移住し、ごく少数は一般市民としての生活に復帰しました。

過去30年に渡ってNx-03の人口は徐々に減少し、現在の623人に至っています。これら在住者の大多数はSite-03の運営要員並びにトゥアハ・デ・ダナーン貴族の残党です。

Nx-03は財団と多数の要注意団体に対して中立的な姿勢を維持していますが、より大規模な異常コミュニティへの一般的関連性は大幅に低下しています。

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